Web 2008 EXPO 個人メモ
12/3,4と渋谷商工会議所で開催されたセミナーのメモ。
本家イベントブログ
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/
◆1日目
●キーノート「OpenIDファウンデーション・ジャパン」
http://www.openid.or.jp/
世界中のSNSなどがOpenIDと連携していってます。
mixiとか楽天とか日本企業もどんどん参加してます。
各社のサービスを受けるとき、個人情報をその都度
“同じ内容を”入力しなければサービスを利用できなかったですが、
OpenIDを使えば、最小限の入力で各社のサービスを利用できます。
ユーザー主導で個人データの管理がしやすくなったって事ですかね。
サービス提供する側としては、ユーザー登録のステップを
簡略化させることが出来て、利用者増加がし易くなるでしょう。
●セッション1「日本のブログ」
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/20081106
日本のブログは、米国などと違うとよく言われる。
米国がジャーナリスティックなのに対して
日本は日記やメールのような感覚でブログを書いている。
amebaブログへのアクセスは、2008年はそれほど伸びていない。
タレント3000名と一般ブロガー2000名で60%のトラフィック。(長瀬)
SNSやブログは、プロモーションツールとして過度に評価されているのでは?
クチコミマーケの論理はあとづけでしょう。
また、ブログ自体の文脈とまったく違うコマーシャル(ペイドパブ)が入ると
ブロガーとしても違和感がある(徳力)
バイラル商品は1年ぐらい売っているが、
ブロガーに「書かされた感」をいかに無くすかに苦心している。
マックベーカリーでは、ネタフリとして「メロンパンはどう?」と
直接的でないアプローチをとった(長瀬)
商品力があればクチコミは広がるのでは?(関)
製品の「良い」の軸が変わってきている。
みんなが良いと思うものよりも、特定ユーザーに刺さるポイントがある商品が売れる。
例としては Xacti (ザクティ) 。長時間の撮影には不向きだが、
短い動画をすぐにネットにアップしたいブロガーには刺さった商品。
ほかには、サントリーの蒸留所見学で教えてもらえる
「すごいハイボールの作り方」が受けたりする(徳力)
ブログは、よりニッチな情報を丁寧に伝えるのに適したメディア。
今後の方向性は?(関)
ブログ=アイデンティティ形成の場 と捉えて
その成長をサポートしていくサービスをしていく予定
ブロガー自身に似ているアバターとか(長瀬)
日本の方が、情報発信力としての能力は高い。
どう変化するか楽しみ(徳力)
●セッション2「ソーシャルウェブの進化」
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/20081126
mixiはプラットフォームとしてオープン化を進めていく(岨中)
デジタル文化は共有によって進化をしてきた、オープン化はその流れ(金)
テキスト→画像→動画→3D→高詳細→ と進化
より個人にカスタマイズされたwebサービス
人間の知を拡張する方向に進む(楠)
ユーザーの「したい」に企業は深く関わっていく
「したい」は時間軸によって波がある(金)
ソーシャルグラフのポータビリティは今後の課題(岨中)
「ユーザーが何のために登録してくれたか」
それを踏み外さないようにしないといけない。
外部へソーシャルグラフを開示するには、パーミッションを再度とる。
ソーシャルグラフの多少が参入障害になる(楠)
ユーザーのライフログを企業が使いたがっている。
マーケティング資料として収益増加に役立つのでは。
「ユーザーがログを出すとどんなメリットがあるのか」を明確化しないとだめ。(金)
◆2日目
●キーノート「PowerPitch」
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/20081127/1227794567
(株)gumi
http://gu3.jp/index.html
携帯SNSのオープン化をして、既存snsとの共存・繁栄を目指してる。
TVドラマを視聴しながら携帯SNSで本編とは別のストーリーを消費する。
より活発なコミュニケーションを促していきたい。
芸者東京エンターテイメント
http://www.geishatokyo.com/index.html
電脳フィギュア・アリスの紹介
拡張現実(AR)を目に見える形で実現した商品。
いまは「萌え要素」が多いが、今後はビジネス寄りの商品も作っていきたい。
●セッション1「ウェブ・デザインの可能性」
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/20081110/1226319977
深澤さんは、コーポレートサイト→プロモーションサイトの作成が多くなってる
2,3年前は全画面Flashで、グリグリ動くものが多かったが
その頃から「あまりユーザーは見ていないかも」と思っていた。
事例1 ハインツ – 逆さケチャップ
http://www.ketchup.jp/
http://www.imaginative.co.jp/imgntv_script/008/index.html
アポ無しでビデオを撮影して、映像の音声をテキスト化。
ネガティブな情報もフィルタリングせずに公開している。
検索窓つけて、特定の時間(ハインツって言ってるなど)への
アクセス性を良くしている。
偶然たどり着いたユーザーでも
・すぐ理解してもらえる絵
・キャッチーな映像&音
・とりあえずワンクリックでも楽しめる
を苦心した
事例2 VAIO – REMIX YOUR LIFE
http://vaio-online.sony.com/prod_info/concept/remix/remixer.html
http://www.imaginative.co.jp/imgntv_script/013/index2.html
ユーザーがVJになれる感覚
映像のなかの音階を分割して、再構築
webカメラがあれば、自分でも同じようなムービーを作れて、
flvで保存→youtube→バイラル を狙った。
サイトに訪問したユーザーに「何か」持って帰ってもらう
事例3 MSN – ハンドシェイク・カンパニー
http://handshake.jp.msn.com/
ブログパーツとして配布
同じブログを見ているほかのユーザーと握手できる。
真性同期サービス
事例4 NIKE ZOOM – 超短距離1m選手権
http://onefoot.seesaa.net/
webデザインというより、プロモーションとしての話題づくり
●セッション2「Mashup and beyond」
http://d.hatena.ne.jp/web2expo/20081107/1226032087
マッシュアップアワード4
http://mashupaward.jp/
http://mashupaward.jp/winner/
受賞者の中から
AIR SANPO (urano)
http://www.vimeo.com/1742059
Newsgraphy (浜本 階生)
http://newsgraphy.com/
AIR SANPO は、iphone+wii fit+めがねをインターフェスにして
googleMap内を歩いている雰囲気を味わえるもの
PC側のコントローラーはadobe airらしい
Newsgraphy のコンセプトは情報視覚化
百聞は一見にしかず ってことで、上記のURLを見てくださいな。
アイデアの元として
・ツリーマップ http://marumushi.com/apps/newsmap/
・地図のモチーフ http://labs.smartnetwork.co.jp/dqmap/dq3/
を組み合わせ、
yahooニュースをボロノイ図で描画した。